Study Planets 学校での活用事例

東京都葛飾区立堀切中学校

 葛飾区立堀切中学校では、放課後学習教室でStudy Planets を活用いただいております。具体的な活用場面と方法について伺いました。

【2019年2月21日現在】

放課後学習教室の実施に関して

足立副校長 放課後学習教室をスタートさせて、今年で2年目となります。本校では、学力の定着が充分でない生徒が一定数おりました。生徒の中には、自分の力で復習しようと思ってもなかなか解決が難しい生徒がいます。そのような生徒に対し、通常授業だけでなく放課後学習や個別学習を通し、未定着だった学力を定着させようという狙いの元に取り組んでいます。
 対象学年は中学1年~3年生、全学年です。場所は図書室で、水曜は15:30~、その他の曜日は16:00~17:00で、基本的に毎日開放しています。登録制ではなく、自分で勉強したいと思った生徒が、来たい時に来て学習する場です。

石川教諭 現在、本校教員5名が曜日ごとに交代し、生徒からの質問は教員が柔軟に対応しています。分からない時は生徒と一緒に問題に取り組むこともあります。宿題を持ってきて勉強する生徒、検定の勉強をする生徒、読書をする生徒もいて様々です。「何を勉強したらいいのか分からない…」そんな生徒にStudy Planets のプリントを勧めています。数学のプリントには基本的な問題が多いので、授業で理解し切れていないところを振り返ったり、生徒に合った内容を選択できるところが良いです。
 なかには、小学校の単元内容まで振り返りが必要な生徒もいますが、Study Planets には小学校内容のコンテンツがあり、教材としてとても有効でした。個別に、その生徒に合った学習内容を行えるので大変役に立っています。
 また、一度たくさんの問題を生徒に示すと、先の見通しを失って勉強が嫌になってしまう事がありますが、プリント1 枚やればいいということですと、問題量や時間も分かり見通しが立つことが、取り組みやすさに繋がったと思います。勉強が得意でない生徒にとって、プリント1枚を自分の力で解き、丸が付くことはとてもうれしく励みになります。
 本校の放課後学習は希望制なので、必ずしも1年間、継続的に参加する生徒ばかりではありません。しかしながら、参加した生徒に対し必要なプリントをその場ですぐ印刷して渡してあげられるのは利点だと考えています。

採点や管理運用に関して

田所教諭 自学自習が可能な生徒には、解き終わったら解答解説をプリントして渡します。その他は解き終わったら答案をもってきてもらい、PC の画面上で解答を見ながら採点します。間違えた問題については何で間違えたのかを一緒に考えるようにしています。苦手意識を持っている教科は特に、「よくできたね、頑張ったね」と採点時に声掛けするとモチベーションが上がりますね。
 Study Planets には全学年の問題があります。定期テスト前は様々な学年の生徒が学習しに来ますが、生徒ごとに希望の単元、内容のプリントを渡すことができる点がいいです。教科担任でなくても、要点のまとめ(テーマ)を見ながら解説できるところもいいですね。

足立副校長 葛飾区では教員用PC がWI-FI 環境で使えるタブレット型になりました。教員用PC からアクセスできるので、生徒はどの先生のところへ行っても画面上でStudy Planets を見ることができ、自分に合ったプリントを選択することが可能です。PC 環境とStudy Planets が上手く合致して実現できている事だなと思っています。

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