Study Planets 学校での活用事例

東京都杉並区立方南小学校

 杉並区は、学校の教育活動を支援する地域ボランティアによるネットワーク型組織として学校支援本部を全校に設置しています。方南小学校・学校支援本部では、活動の一環である放課後学習教室の中でStudy Planetsを活用しています。学校との関わり、活動内容について校長先生と学校支援本部の方に伺いました。

地域と学校が同じ方向を向いて子どもたちを育む 小原 潤 校長

 杉並区には全ての小中学校に学校支援本部があります。学校行事や地域の特色を生かした体験学習のサポートなど、活動内容は学校によって様々ですし、その捉え方も学校によって違います。本校も「知・徳・体」の多方面に渡り、支援本部の協力を仰ぎながらともに歩んできましたが、近年では学習面に重点を置いています。本校では中期的な目標として『「方南 With You プロジェクト」学習・学びを核に取組を進め、共に生きる子 よりよく生きる子を育む』を共有ビジョンとして掲げております。この目標は支援本部とも共有し、学校と支援本部が同じ方向を向いて子どもたちを育てていく取組を進めています。例えば夏休みの個別指導や放課後学習教室などがその一貫です。本校では、金曜日の放課後学習教室に、直接現場の先生は関わっておりません。昨今、先生の働き方改革や労務軽減が叫ばれておりますが、学習面においても支援本部の方にお任せ出来る部分はお願いをし、その分の時間を先生には別の事に当てて貰えたらと思っています。それでも、教室の様子を伺いに行く、子どもたちの様子を聞くなど情報共有を行う機会は定期的に設けています。 また、ご家庭、子どもたち、先生方にアンケートを取り、取組をどのようなに感じているか、効果が出ているかを確認することもしています。主に学校長が責任を持って学校と支援本部と連携を取りながら進めていますね。放課後学習教室は、子どもたちにとっても(授業とは違い)個別に丁寧に教えてもらうことができる場があることで、満足度は高いという結果がでています。
 学校教育の現場も、ICTの活用や英語教育などが加わり時代によって変化していきます。その流れに合わせ、学校と支援本部が今後も協力し合いながら、子どもたちにとって良い環境を作っていけたらと思います。

学校から求められる学校支援本部であるために 学校支援本部 大嶋 正人 

 方南小学校学校支援本部では、発足当時から、学校と子どもたちをどのようにサポートしていくかを模索しながら歩んできました。子どもたちが安全に、安心して学校生活および放課後、土曜日を送れることを目標に活動しております。学校と地域のネットワークがある程度構築されたと感じた段階で、次のステップとして、個々の学力の底上げに貢献できることはないだろうか、という思いに至りました。そんな折、学校より従来先生が行っている放課後学習指導についての依頼がありました。学習指導において、支援本部だけの力では不安がありましたので、既に実績のあるNPO法人フリー・ビーさんと連携をし、子どもに寄り添う放課後学習教室の展開が実現しました。
 現在小学2年生から4年生の子どもたちを対象に、金曜日の放課後に行っています。ひとグループ4名に分け、指導する大人を1人配置しています。また2.3年生と4年生で時間を分けて指導しております。指導面についてはフリー・ビーさんにお願いしておりますが、出欠表や学習プリントの準備や段取りは支援本部で行っています。
 試行錯誤を繰り返し2年続けてきましたが、学習の核となる学習プリントの準備は、このStudy Planetsがなければとても時間と労力を費やすことになります。子どもの理解度に応じた単元、プリントの選別ができるのは、Study Planetsに頼る部分が大きいですし、これがあるから学習教室が出来るとも言えます。それまでは市販のプリントや行政が用意しているプリントを先生方と擦り合わせて活用しておりましたが、Study Planetsの導入で支援本部の負担は大きく軽減されました。
 子どもたちは学校の中で先生に見せる顔と、この放課後学習教室で見せる顔は少し違いますね。支援本部独自で「算数サポート」を土曜日に行っていますが、そこともまた感じが違います。椅子に座って勉強することを嫌がる子、飽きてしまいおしゃべりを始めてしまう子も中にはいます。その点は支援本部の方で声掛けをしたり、ルールをしっかり守るように導いたり、子どもたちと呼吸を合わせながら行っています。学校と子どもを上手く繋いでいくことが、学校支援本部の役割かなと思っています。

《プリント学習で自信と達成感を!》
 Study Planetsのプリントは単元を細分化し、スモールステップで構成されています。1枚を10分程度で解くことができますので、30~40分の学習教室であっても、子どもたちは平均して3~5枚のプリでトを解くことができ、達成感を実感できます。その日に解いたプリントは、専用のファイルに保管します。「これだけのプリントをやったんだ!」という自信が、学習意欲へと繋がります。

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