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問題集「i*tem」活用レポート

いろいろな問題にチャレンジ!

青森県平川市立柏木小学校 永田美奈子

「難しいのがいくつかあるけどやってわかった時にうれしかった。」
「難しい問題が時々あるけど、いろいろ話を聞けば簡単になります。」
「解けると『なるほど!』という問題があっておもしろい。」
「ひっかけの問題があっておもしろい。」
「普通の問題集では、出てこない問題があって、やっていると楽しい。」
「テーマの所に書いてある考え方がわかりやすい。」
「何問か難しい問題はあるけど、私は、テストの前の日に見て復習しているから便利です!」
「いろんな先生が出て楽しい。」

これは、4月からアイテムの問題集に取り組んできた私のクラス6年生の子どもたちの感想です。今まで市販の簡単な問題集しか使ってこなかったので、初めは、確かに、「考える力をつけよう」「発展させよう」の問題はちょっと難しいかなと思いましたが、子どもたちは、今では、それらの問題を解くことに楽しみを感じているようです。

私は、いくつかのやり方でアイテムに取り組ませてみました。

(1)教科書の内容を一通り終えた後、習熟度別的に取り組ませる。

私のクラスには、自分でどんどん進める子もいますが、そうでない子ももちろんいます。ですから、「自分で考えたい子」と「先生と一緒に考えたい子」に、教室を分けて取り組ませてみました。正直このやり方は、よくありませんでした。なぜなら、自分で進めない子は、やはり時間がかかり、ついつい教えてしまいたくなるからです。

(2)1ページを何回かに分けて取り組ませる。

1ページ全部を取り組ませると、どうしても時間の差が出てしまいます。そこで、1ページを2回ぐらいに分け、「今日は、ここまでやってごらん」というふうにしました。すると、そんなに時間の差がなく、全員が取り組め、さらに、みんなで学び合うことができました。
最後に、私の学校の同僚の先生が、私の教室の戸棚を見た時、アイテムの背表紙が目に飛び込んできたらしく、「これ何?」と聞いてきました。内容を説明すると、ちょっと子どもたちにやらせてみたいとのこと。その後に、次のように言っていました。
「計算もついていて、宿題にもいいね。おもしろい問題や発展的な問題もあって、そういうのにふれさせるのも大切なことだよね。さすが筑波の先生たちが作った問題集だね。来年は私も使うわ。」
これからも子どもたちと一緒にアイテムのいろいろな問題にチャレンジして、算数を楽しみたいと思います。

(「算数授業研究」(第42号)(2005 11/12月)に掲載)

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